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コンセントの増設を検討するときに知っておきたいことを紹介


 

コンセントを増設したいときには

暮らし始めたときには、大きな不便を感じていなかったものの、時代やライフスタイル、働き方の変化によって、使用する家電や電子機器の数が変わり、必要な場所にコンセントがないと感じたことはありませんか?

 

この場所にもコンセントがあったら便利なのにと思ったり、もう少しコンセントの数があったら良いのにと思ったりすることは少なくありません。

 

そのようなときに検討したいものが、コンセントを増設するための電気工事です。

 

しかし、電気工事のことはよくわからないと感じる人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コンセントを増設するための電気工事について、わかりやすく紹介します。

 

コンセントの増設方法は

暮らしや時代が変化すると、使用するものも変化します。

 

これまで使わなかった家電や電子機器を使うことで暮らしが便利になる一方で、必要な場所にコンセントがないと思うことも増えるのではないでしょうか。

 

必要な電気を引っ張るために、延長コードを使ったり、タコ足配線をしたりする人もいます。

 

しかし、コードが引っかかって危険だったり、電力の供給が十分でなく感電や漏電の危険を伴ったりするときもあります。

 

そこで検討したい電気工事がコンセントの増設です。
ここからは、コンセントの増設をするための電気工事の方法を紹介しましょう。

 

新設

これまでコンセントそのものがない場所に、新しくコンセントを設置する電気工事を行うときは、すでに引いている電気配線を分岐させて、コンセントを増設します。

 

また、コンセントを増設する場所によっては、すでにある配線を使う場合もあります。

 

ただし注意しなければならないのは、コンセントを新しく増設する場合でも、使用できる電気量は変わらないことです。

 

そのため、消費電力の多い家電を設置するためにコンセントを増設するときには、電気の容量を超えないようにしましょう。

 

電気の容量を超えて電気を使用すると、漏電や火災の原因になります。
新しくコンセントを増設するための電気工事には、約1万4,000円から2万円程度の費用がかかることが多いです。

 

しかし、どのような場所にコンセントを新しく増設するかによって、費用は異なるため、あらかじめ専門の業者に見積もりを依頼し、コンセントの増設が可能であるか相談しましょう。

 

交換

コンセントの差し込み口を増設したいときには、コンセントの配線を変える電気工事を行います。比較的簡単な電気工事ですが、場所や差し込み口の数によっては、配線を繋ぎ変える必要があります。

 

ただし、コンセントを新しく増設する電気工事と同じように、使用できる電気量は変わりません。そのため、差し込み口を増やす場合でも電気の容量を超えないように注意しましょう。

 

また、差し込み口が壊れた場合にも、差し込み口の交換が必要です。差し込み口が壊れたまま電気を使用すると、漏電や感電、火災の原因になります。

 

差し込み口の数を増やしたり、交換したりする電気工事にかかる費用は、約7,000円から1万円程度が相場です。ただし、差し込み口の状態によってはコンセントの増設ができない場合があります。

 

変更

コンセントを増設する電気工事では、増設したい場所によって配線を変更しなければなりません。配線の変更には、交換や分岐、または延長のいずれかの方法が必要です。

 

100V以下の電圧であれば、どの配線からも引けるため、電力の容量が余っている配線から分岐させ、コンセントを増設します。

 

電気をどこからどの程度使っているかをあらかじめ確認しておくと、電気工事の手間が省けるため、作業をスムーズに進められます。

 

配線の変更をしてコンセントを増設する電気工事にかかる費用は、約7,000円から1万円程度が相場です。

 

切り替え

電子レンジやエアコンなどは一度に多くの電力を使います。

 

このような家電では、コンセントの増設に加えて、家電専用の回路に切り替えることが安全な方法とされています。一度に使う電力が大きいため、電気の容量がなくなってしまうのです。

 

専用の分電盤がないときには、分電盤を新しく設置し、配線を引くための電気工事が必要になります。

 

専用の分電盤がある場合と分電盤を新しく設置する場合で費用は異なります。多くの電力を消費する家電のためのコンセントを増設するときには、約4,000円から3万円程度が相場です。

 

安全な電気工事が必須

コンセントの増設は自分でするという人もいます。専門の業者に依頼すると、費用や時間がかかってしまうため、DIYのほうが効率が良いと感じる人もいるでしょう。

 

しかし、コンセントの増設だけではなく、ほとんどの電気工事には、電気工事士の資格が必要です。
分電盤や電気の容量を確認して、適切な工事を行わなければなりません。

 

専用の道具や、専門の知識と技術が必要です。そのため、コンセントを増設したいと思ったら、まず専門の業者に相談しましょう。

 

専門の業者では、分電盤や電気の容量を確認するだけではなく、コンセントを増設したいと思っている箇所の壁や床の状態を確認して、配線を引くことが可能であるかを判断してくれます。

 

DIYは危険かつ違法

コンセントの増設など、電気工事には、電気工事士の資格が必要です。

 

電気工事に専門の知識や技術が必要なのは、適切な電気工事を行わなければ、感電や漏電、火災の原因になり、大変危険だからです。

 

加えて、電気工事士の資格を持たない人が電気工事をすることは法律に違反する場合があり、処罰の対象になります。
法律に反することなく、安全で安心な電気工事を電気工事士の資格を持つ専門の業者に依頼するようにしましょう。

 

床や壁の状態を正しく判断し、分電盤や電気の容量をきちんと把握して、適切な電気工事を進めることが、コンセントの増設には欠かせないのです。

 

まとめ

暮らしていると、コンセントの数を増やしたいと思うことはしばしばあるのではないでしょうか。
コンセントの増設は、電気工事の専門の資格である電気工事士に依頼すれば可能です。

 

ただしコンセントを増設する床や壁の状態、分電盤や電気の容量、必要な電気工事の方法などによって費用は異なります。

 

そのため、コンセントの増設を検討するときは、まず専門の業者に相談して、電気工事が可能であるかを正しく診断してもらいましょう。

 

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