エアコン取り付けの電気工事を依頼するときに知っておきたいこと
エアコンの取り付け工事は
エアコン取り付けの電気工事は、電気工事のなかでも家庭に身近なものです。
そのような電気工事を行うときには、エアコン専用の電気配線が必要です。しかし、エアコン取り付け工事を業者に依頼するときに、専用の配線のための工事内容や、コンセントの位置をしっかりと把握している人は少ないのではないでしょうか。
エアコン取り付けの電気工事を行いたくても適切な配線がなく、コンセントを増設しなければならないことも多くあります。
そこで今回は、エアコン取り付けの電気工事を依頼するときに確認しておきたいことについて解説します。
エアコンを取り付ける前に
エアコンは本体を購入すれば、誰でも取り付けられるというわけではありません。エアコン取り付けの電気工事が必要です。
エアコン取り付けの電気工事を依頼するときには
・専用のコンセントがあるか
・コンセントの位置はどこか
・エアコンとコンセントの電圧は適合しているか
などを確認しておきましょう。
電気配線が専用のものでない場合など、エアコンに適さなかったり、電力が足りなかったりするときはエアコンを取り付ける前に必要な電気工事を行わなければなりません。
また電圧やコンセントの形の確かめ方がわからないときには、電気工事を依頼した業者に伝えておくと確認してもらえます。
エアコンは電力消費が大きい電化製品
エアコンは、ほかの家電製品と比べると使用する電力が大きいものです。
そのため、エアコンには専用の配線を設置し使用しなければなりません。ほかの電化製品のために配線されている標準回路を使うと電力が足りなくなってしまうのです。
電力が足りなくなると、ブレーカーが落ちたり、発火など火災に繋がったりすることもあります。また電力が足りないまま稼働させようとすると、エアコンが故障する可能性もあります。
エアコンの配線は、ブレーカーから独立したものを使う必要があります。そのため、電力が足りなくなる不安がありません。必要な電力を安全に確保できるため、ブレーカーが落ちたり、火災が起きたりする心配がないのです。
専用回路とは
エアコンの専用配線は、ほかの電化製品と共有しないもので、ブレーカーから直接引かれている配線です。エアコンの近くに設置されている場合がほとんどで、エアコン取り付けの電気工事を行いやすくなっています。
エアコンには、エアコン1台につき1つの専用コンセントが必要だと考えましょう。ブレーカーに空きがない場合には、分電盤の交換などの電気工事が必要です。
またブレーカーから引かれた電気配線がほかの電化製品と配線を共有している場合もあります。
位置
エアコンの専用配線がどこにあるかは、それぞれの家の構造によって、位置が異なります。
エアコンの配管用の穴が設置されている周辺や、エアコンの取り付け場所の壁にあるコンセントであることが多いです。一戸建て住宅で、専用の配線工事を建築したあとに行っている場合には、天井に設置されている場合もあります。
コンセントはあるものの、エアコン専用のものなのかわからないときには、エアコン取り付けの電気工事を行ってもらう前に、業者に確認してもらいましょう。
確認方法
エアコン専用のコンセントの確認には、エアコンを設置する場所の近くにあるコンセントかどうかで確認できます。多くの場合で、エアコンの設置が予想される場所の近くにあるコンセントは、エアコンの専用配線であることが多いです。
ただし、エアコンの設置が予想される場所に配線があっても、隣接する部屋と配線が繋がっている場合があります。
コンセントについては自分で勝手に判断するのではなく、専門の業者に確認してもらうことが大切です。
配線がない場合
エアコンを設置したい場所にエアコンの配線があるとは限りません。配線がないときには、エアコン専用のコンセントを増設する電気工事を行うことで対応できます。標準回路のコンセントを使う場合であっても、新しく専用回路を増設しなければならないときもあります。
また、専用のコンセントを増設する電気工事では、建物にエアコンを使用できるだけの電力の設備があるかの確認も忘れないようにしましょう。
家庭用エアコンでも200Vの電力を必要とするものもあります。建物に200Vの設備がない場合には、電柱からの引き込み工事だけではなく、分電盤の交換などの電気工事が必要です。
注意したいこと
エアコン取り付けの電気工事は、知識と技術があれば誰でもできるというわけではなく、電気工事士の資格が必要です。
これは、専用回路を増設する場合も同じで、電気を取り扱う工事は、電気工事士の資格を持った人が行わなければならないことが法律によって決められています。
電気工事は、資格を持たない人が行うと感電の危険があります。さらに、漏電や発火の原因になるため、危険です。そのため、エアコン取り付けの電気工事は、必ず資格を持った業者に依頼するようにしましょう。
賃貸物件の場合には
エアコン取り付けの電気工事を行う場所が賃貸物件の場合には、配線以外にも注意したいことがあります。
賃貸物件では専用回路の増設などの電気工事を行うときに、管理会社や貸主への許可が必要になる場合が多いのです。
あらかじめ連絡せずに無断で電気工事を行うとトラブルになることもあります。専用回路を増設するときには、許可を取るようにしましょう。
まとめ
今回は、エアコン取り付けの電気工事をするときに確認したいことを紹介しました。
エアコンは電力消費の大きい家電製品です。そのため、エアコンには専用配線を使うようにしましょう。
エアコン専用の配線は、エアコンの設置が予想される場所の近くにある場合が多いです。コンセントが専用のものであるかわからない場合には、エアコン取り付けの電気工事を行うときに業者に確認してもらいましょう。
専用の配線がない場合には、増設するなどの電気工事を行うことで対応できます。電力の足りないコンセントから配線し、無理にエアコンを稼働しようとすると、漏電や火災に繋がり、非常に危険なため避けましょう。
また資格がないまま電気工事を行うことは、法律に反するだけではなく、感電や漏電、火災の原因になります。
エアコン取り付けの電気工事は、専門の知識と技術を持つ電気工事士がいる業者に依頼するようにしましょう。
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