スイッチを交換したいときには…電気工事は有資格者への依頼が必須

 

電気がつかなくなるのには、さまざまな原因が考えられます。その原因の一つがスイッチの故障です。
電気のスイッチが故障してしまった場合には、専門の業者に電気工事を依頼して、スイッチ交換をしてもらう必要があります。

 

資格のない人がスイッチ交換をすると、法律に違反する場合があるだけではなく、感電したり、火災や漏電の原因となったりする場合も少なくありません。

 

今回は、電気のスイッチ交換を専門の業者に依頼するときに知っておきたいことについて、わかりやすくまとめて紹介します。
電気や配線のことはよくわからないという人も少なくありません。

 

しかし、日々の暮らしの中で電気が必要なことは言うまでもありません。生活に必要不可欠なものだからこそ、専門の業者に電気工事を依頼する必要があります。

 

スイッチ交換の電気工事には資格が必須

電気工事ではスイッチ交換の場合に限らず、ほとんどの工事で、電気工事士などの資格を持つ人が行わなければならないと法律によって決められています。

 

これに違反した場合には、罰金や懲役の刑罰が課せられる場合もあるのです。

 

専門の知識や技術を学ばず、資格を持たない人が電気工事を行うと、作業する人が感電する危険があったり、火災や漏電の原因となったりする場合もあります。

 

また、それらの危険に気づくことができない可能性も高いため、資格を持たない人が電気工事を行うことは絶対にやめましょう。

 

集合住宅の場合では、自分だけではなく、ほかの家庭に被害が及んでしまう可能性もあります。さらに、被害が出たとしても、火災保険や損害保険の対象にならない場合もありますから、さらなる注意が必要です。

 

スイッチ交換の電気工事にかかる費用は？

スイッチ交換など、電気工事の費用を気にして、リスクがあっても自分で電気工事を行ってしまう人もいます。

 

では、スイッチ交換にかかる費用はどの程度なのでしょうか？費用をあらかじめ知っておけば、安全に作業を進めてくれる業者に依頼することができるでしょう。

 

スイッチ交換の電気工事にかかる費用は、スイッチそのものの費用が1個あたり約500円から約2,000円、電気工事の施工に掛かる費用が約3,000円から約8,000円であることが多いです。

 

費用を抑えたい場合には、スイッチそのものを自分で用意するなどすると良いでしょう。ただし、業者によっては業者が用意したものでなければ施工できない場合もありますから、依頼するときに確認が必要です。

 

スイッチを移設や増設する電気工事の場合

スイッチに関する電気工事には、スイッチの交換だけではなく、スイッチの移設や増設も含まれます。
スイッチの移設や増設ができることを知らない人は多いものです。

 

しかし、照明機器を変えるなどで、スイッチを違う場所に移動したかったり、違う場所にもスイッチが欲しかったりする場合には、電気工事を業者に依頼することでスイッチの移設や増設が可能です。

 

ライフスタイルに合わせた場所にスイッチを設置すると良いでしょう。

 

スイッチの移設や増設にかかる費用は、約5,000円から約3万円であることが多いです。ただし、電気回線を分岐するのか延長するのか、新たに電気回線を引く配線が必要なのかなど、電気工事の内容によって費用が異なる場合がほとんどです。

 

業者に依頼するときには

電気工事は電気工事士などの資格を持つ業者に依頼しなければなりませんが、どの業者に依頼すれば良いのかわからないという人も多いでしょう。

 

電気工事は日常的なものでないため、工事内容がよくわからないという人も少なくありません。
そのようなときは、電気工事を専門とした近くの業者に依頼すると良いでしょう。

 

近くの業者であれば、出張費を抑えられる場合が多いです。また依頼から工事までに日数がかかりにくいというメリットもあります。

 

スイッチ交換をしたいけれど、どのような電気工事を依頼すれば良いのかわからないという場合にも、まずは専門の業者に相談するようにしましょう。

 

見積もりを取って比較しよう

スイッチ交換など電気工事を業者に依頼するときには、まず見積もりを取りましょう。

 

見積もりでは
・出張費を含めた電気工事にかかる費用
・希望の日時に施工が可能か
などを確認し、希望する電気工事の内容が施工可能かどうかを確認しましょう。

 

また、見積もりでは、費用や電気工事の内容だけではなく、対応したスタッフの丁寧さや、説明のわかりやすさなどもチェックしましょう。

 

特に電気工事は、素人ではわからない作業が少なくありません。このため、わかりやすい説明や、丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶことで、納得のいく電気工事を依頼できます。

 

スイッチカバーの交換は

スイッチ交換に限らず、電気工事は電気工事士などの資格を持っている人や業者に依頼することが必須です。資格を持たない人が行う電気工事は危険を伴います。

 

しかし、スイッチのカバー部分を交換するだけであれば、資格を持たない人がDIYで行うことが可能です。
カバーのみであれば、ホームセンターなどで購入することができ、部屋のデザインや好みに合わせて交換することができるのです。

 

模様替えをしたものの、スイッチだけ部屋の雰囲気と異なる場合などは、スイッチのカバー部分を交換するだけで部屋の雰囲気に統一感を持たせられます。

 

ただし、賃貸物件である場合には、退去時に元の状態に戻さなければならなかったり、あらかじめ管理会社や貸主に了承が必要だったりする場合がありますから、注意しましょう。

 

まとめ

今回は、電気のスイッチ交換をする電気工事について詳しくお話ししました。
スイッチ交換をする電気工事は、専門の資格を持つ業者に依頼するようにしなければなりません。

 

また、スイッチ交換にかかる費用は、スイッチ本体と施工費を合わせて約1万円程度で施工できる場合が多いです。

 

また電気のスイッチは、設置された場所から動かしたり、スイッチの数を増やしたりできないと思っている人も多いですが、実は移設や増設が可能です。

 

電気回線を分岐するのか延長するのか、新たに電気回線を引く配線が必要なのかなどを専門の業者に確認してもらい、増設や移設が可能であるかを相談しましょう。

 

電気工事は、素人の判断で行うと危険を伴うことが多くあります。勝手な判断で行うのではなく、専門の業者に依頼するようにしましょう。